サーキュラー・エコノミーの実現を目指す、「Wear to Fashion」がついに始動
2022 04 04 OTHER
この度RENUプロジェクトの新たな取り組みとして、リユースやリサイクルを通じて資源循環型ビジネスを展開する株式会社ecommit と業務提携契約を締結し、日本市場における繊維製品の回収サービス「Wear to Fashion(ウェア・トゥ・ファッション)」を展開します。
2022年春より、全国の事業者・自治体を対象に順次サービスの提供を開始します。
繊維・ファッション産業においては、環境に与える負荷を軽減し、持続可能な成長を維持していくことが世界的な課題として注目されています。そこで、私たちは特に大量廃棄問題に焦点を当て、2019年春に
「RENU(レニュー)プロジェクト」 を発足し、使用済みの衣類や生産工程で発生する生地片などを原材料とするリサイクルポリエステル素材「RENU」の展開を通じた課題解決に取り組んできました。
また、ecommit社は、全国での回収物流ネットワークと排出からリユース・リサイクルまでの追跡システムの構築により、資源を循環させる仕組みづくりを進めてきました。
今回の「RENUプロジェクト」の新たな取組となる本サービスでは、私たちの繊維・ファッション産業におけるネットワークと、ecommitの回収から資源循環までの仕組みを融合することで、
「①小売店で回収した使用済みの衣類」、「②事業者における繊維廃棄物」、「③自治体による回収衣類」
など、さまざまな拠点で排出される繊維製品を回収・選別し、再利用・再資源化を図ります。
リユース可能な製品はecommitのノウハウを活用してリユースし、リサイクル可能なポリエステル製品は「RENU」の原材料とすることで、廃棄される繊維製品を可能な限り削減すると同時に、繊維・ファッション産業におけるライフサイクルの長期化を促し、資源を有効に活用します。本サービスの普及により、産業に携わる事業者・自治体の廃棄に関わる課題を多角的に解決し、サーキュラー・エコノミーの実現を目指します。